2日目の費用合計
- タクシー運賃 1,080円
- フェリー運賃 3,110円
- レンタカー55時間分 17,350円
- 佐渡金山入山料 1,500円
- 奉行所跡 入場料 500円
- イカカレー 900円
- ホテルニュー桂1泊分 12,000円
- 生ビール 800円
- 缶ビール350円×3 1,050円
新潟港フェリー乗り場
新潟駅からフェリー乗り場に向かい、あさイチの便で佐渡島へ渡ります。
新潟駅から佐渡汽船のフェリー乗り場までは路線バスが運行しています。
しかし、フェリーの第一便は「新潟港6:00発・両津港8:30着」となっており、
出航時刻の40分前までにチケット購入・乗船手続きを済ませなければならない為、
フェリーの第1便に乗船するためには路線バスは始発が7時台という運行時間の都合上、利用できません。
新潟駅からタクシーを利用してフェリー乗り場に向かいました。
新潟駅からフェリー乗り場まではタクシーで10分ほどで到着します。
チケット売り場構内には飲食店もありますが、早朝は営業時間外で閉まっています。
ホテルは朝食無しのプランにしておいたので、空腹のまま乗船となりました。
フェリー 2等席
乗船券の料金は2022年9月のものです。
乗船時期や燃料の価格変動により乗船券の価格も変わります。
「スイートルーム」「1等」「2等」の座席を選択できます。
スイートルームの価格は2等席のおよそ5倍のお値段となります。
2等で利用できる座席には椅子席の他、たいらなじゅうたん席もあり 寝ころんだまま佐渡島まで運んでもらえます。
毛布の貸し出しも行っています。
仮眠をされている方もおりましたが、場所の確保は早い者勝ちとなります。
港を出航してしばらくの間は、翼を広げて滑空する海鳥を観察したり、海の向こうに遠ざかってゆく陸地をぼんやり眺めていましたが、
そのうち海しか見えず景色が単調になると退屈になってきます。
船内をあちこち散策したり、喫煙所を発見して、しばらくはそこで過ごしていました。
船内にも売店はありますが、早朝の便は営業時間外で閉まっています。
カップ麺の自販機はありましたが、なんとなく空腹を我慢しました。
佐渡島 両津港
2022年9月、朝の8時過ぎの佐渡島はとても日差しが強く気温も高い。
かなり広い島ですが、電車はありません。
路線バスは観光地を巡るように運行されていますが、自由に行動したいので事前にレンタカーをネット予約したおきました。
レンタカー
両津港汽船のりば周辺にはレンタカー屋さんが何件か立ち並んでいます。
大手有名会社のレンタカーの屋さんもあるので、会員登録をされている方ならお安くご利用できるかと存じますが、
せっかくなので佐渡島の経済にご協力したいという思いから有名どころではない会社を選択しました。
利用料は大手と比較してお安くなりますが、どちらを選択するかはそれぞれの免責事項の内容をご確認の上でご判断されるのがよろしいかと思います。
この日の9:00から3日後の16:00までの55時間お借りして17,350円の利用料となりました。
利用料は前払いで、クレジットも利用できます。
一番安い車種でナビに関しては期待できませんが、スマホがあれば十分です。
車に取り付ける「スマホホルダー」と「充電ソケット」は自前で用意して鞄につめこんでおきました。
乗り出しの前に車両の状態確認を係りの女性と行いましたが、所々、細かなキズのある車両である事を自ら認め、
かなりおおらかなチェクで済ませるようでした。
返却時にバンパーが外れているような状態でなければ問題ないようです。
事前の説明を簡単に済ませたあと、どこか朝食を取れる店はないかと尋ねると、近くの海沿いにカフェならあるとの事なので、お礼を言い出発しました。
佐渡金山
おじさんは「カフェ」という横文字に気後れしがちなお年頃です。
オシャレなお店も悪くありませんが、「港町」という場所柄からか「豪快な海鮮」を勝手に期待してしまいます。
車を走らせているうちに何か発見があるかもしれないと思いカフェは無視してスマホのナビを頼りに相川地区へ向かうことにしました。
両津港から相川地区にある佐渡金山までは自動車で40分ほどで到着します。
途中、コンビニや牛丼屋など見かけましたが、その他飲食店などは朝の10時くらいにはまだ営業していません。
そのまま佐渡金山に到着してしまいました。
金山は朝8時から営業しています。
江戸時代の坑道「宗太夫坑」と、明治に開削され平成元年まで鉱石の主要運搬坑道として使用されていた「道遊抗」の見学をします。
坑道内では実物大の人形が当時の作業風景を再現しています。
鉱石採掘場の人形たちは湧き水の排水と空気の確保の方法などを教えてくれています。。
坑道内はかなり涼しく、道遊の割戸を見学した後、もう一度涼みに戻ったら立ち眩みするほどひんやりしています。
坑道を出て順路を進むと、ミニチュア模型で採掘後の工程を再現している展示室に着きます。
本物の金の延べ棒に触れることもできます。
およそ2時間ほど佐渡金山の施設を見学しました。
この日は見学客もほとんど居らず、はぼ貸し切り状態でした。
事前にネットで調べておいた近くの食事処は休業中でした。
佐渡金山を後にして付近の観光を続けます。
奉行所跡
金山関連の史跡・観光スポットは割と狭い範囲に集中しています。
佐渡金山から道なりに進むと奉行所跡が近いのですが、その駐車場からネットでよく見かける施設が見えてしまいました。
もう少し驚きの光景を妄想していましたが、いきなりうっかり丸見えです。
江戸時代 佐渡は徳川幕府直轄領でした。
当時の建物を復元したもので、お裁きを受けるお白州もある役所跡です。
靴を脱いで建物の中を歩き回ることができます。
内部まで忠実に復元されていますが、小道具的なモノはほとんどないので、
中古物件の内覧のような感じです。
見学者は自分以外に誰もいませんでした。
かなり広い建物なので、寝室やリビングをどこにするか、テレビは何処に置くか、
あれこれ想像しながら見学しました。
施設内の別の建物では、佐渡金山で見た採掘後の工程を再現しているミニチュア模型の原寸大の展示をみることができます。
北沢浮遊選鉱場跡
奉行所跡駐車場からも見えていた北沢浮遊選鉱場跡。
町からほど近い場所に朽ちかけた「謎施設跡」があります。
受付や入場料などは無く、誰でも立ち寄る事のできる公園のような場所となっております。
この日は見学客が他に居らず、風も無く、自動車やその他人工的な騒音も聴こえない静かな日でした。
この日、佐渡島は最高気温30度の予想でした。
風も無く耳鳴りがするような静けさの中、誰もいない巨大施設の前にぽつんと立っていると
景色に圧倒されて、少しクラクラしてきます。
これらの施設跡の元の姿や目的を全く調べずに訪れてしまいました。
何をしていた施設跡なのかよく分かっていません。
しばらく芝生の上をのんびり歩いてこの場を後にしました。
尖閣湾揚島遊園
直射日光をたっぷり浴びたあと、もう歩かない観光をしておこうと車を走らせ海岸線を目指しました。
スマホのナビに「尖閣湾揚島遊園」が有名な観光スポットとして表示されていたので立ち寄ることにしました。
ここは「海中透視船」で遊覧を楽しむことができる場所です。
迷った末、乗船は取りやめることにしました。
あまりにも空腹がつらすぎる事と、他に乗客が見当たらない為、貸し切り状態ではちょっと気恥しいかもしれないと気後れしてしまった為です。
施設内には食事を取れる場所もありました。
朝の4時頃に起床し、正午をすっかり過ぎた時間 この日最初の食事です。
よくある甘めのシーフードカレーとはまったく別物です。
焼いてあるイカが香ばしく、ずっと食べていたいカレーでした。
千畳敷
しばらくドライブを楽しんだあと、海岸線の来た道を戻る途中、観光地として紹介されていた「千畳敷」を訪れてみました。
散策しながら足元を見てみると、海水はとても澄んでいました。
ホテルのチェックインの時間も差し迫っていたので、両津港方面に向かわなくてはなりません。
尖閣湾揚島遊園で「海中透視船」に乗船しなかった事を後悔しました。
ホテル ニュー桂
16:00にチェックインの予約を入れておきました。
一泊二食付きです。
夕食は18:00から19:00の間で時間を申告します。
部屋の窓からは加茂湖を眺めることが出来ます。
部屋は清潔で、1人で過ごすには十分すぎる広さです。
ドリフ大爆笑のコントのようなレトロ感は、おじさん世代には落ち着く雰囲気です。
フロントで鍵を渡され部屋までの仲居さんの案内はなかったので、包んでおいたお心付け
は酒代に回すことにしました。
1時間ほど横になったあと夕食の時間となり、食堂へ向かいます。
黙食が常識のご時世なので、ぼっちでも平気です。
カニも付いていますし。
ただ、努めて静かにしなければならない環境は、やはり居心地の悪いものです。
食堂には自分の他に2組の宿泊客がおりました。
自分と同じように一人旅らしき女性客と、夫婦で宿泊されているらしき方たちです。
会話も無く3組とも静かにカニをほじくる食堂では、なぜかこみ上げてくる笑いを悟られないようにしなければならない空間となります。
生ビールを一杯だけ注文し、食事を早々に切り上げ 浴衣に着替えて風呂に向かいました。
お湯に浸かった肌がぬるっとする感じの泉質の温泉です。
温度は40℃くらいでしょうか。
熱すぎずゆっくり浸かっていられる温度です。
風呂は23:00までとなります。
長いこと浸かっていましたが、ほかの宿泊客は来ませんでした。
風呂からの帰りに缶ビールを買って部屋に戻ると寝具が用意されています。
この日は22:00くらいに就寝となりました。